TPP

TPPと法律

TPPに反対する人の意見を紹介しましょう。
日本の法律がTPPによって日本人を守れなくなってしまうと危惧されているのです。
TPPは完全な自由貿易を目指しています。
そのために各国で異なっている制度をできるだけ合わせる方向に要求されます。
その例として、健康保険があります。
健康保険については、現在の日本では国民皆保険制度に基づいて、国民健康保険と社会保険が存在しています。
これをアメリカがから見ると、障壁があると見なされるかもしれないのです。
アメリカの保険会社が日本に入ってこられないのは、そのような日本独自の制度があるためだ。
そんな制度は撤廃せよとなるのです。
もちろん、このようなことになったら日本人はみんな困ってしまいます。
しかし、法律ではそれを守ることができないのです。
このような流れは多くの人が心配していることですね。
国際投資紛争解決裁判所と言う組織があり、ここが国同士の争いを調停します。
もし、アメリカの主張が通ってしまえば、日本は強制的に制度を変えなければならなくなるのです。
そのような事態になってもいいのですか?
誰が責任を取れるのですか?

このような主張により、反対派の人たちはデモも辞さない構えなのですね。
新聞などでは農業に対する影響のことはニュースにしていますが、このように隠れた問題についてはあまり出てこないのですね。
あなたもTPPについて自分なりに調べてみるとよいでしょう。
そうすることによって、様々なことがわかってくるかもしれません。