TPP

TPPとマスコミ

TPPに参加することによる影響はどのようなところに表れるのでしょうか?
TPPに参加することは究極の自由化、社会の変化を強制するものと考えられています。
国内の法律や制度、政策を変更しなければならなくなります。
TPPによる取り決めの方が優先されるからです。
国の主権が制限されることになるのです。
介護保険制度や年金制度などはアメリカにはありませんから、外国資本の進出を妨げている制度であると認定されたならば、制度を変えなければならなくなるのです。
また、国が規制緩和などの撤廃に応じない場合は、進出しようとした企業の損失について、賠償請求を起こすことができます。
どのような制度が規制と考えられるのかは国によって異なります。
つまり、国民の考え方が異なっているのです。
それを無理やり同じにしようとすると、どうしても無理が生じます。
その分だけ日本国民が不利益を受けることになるのです。
その他にもさまざまな分野で影響が出ると考えられています。
しかし、マスコミにはそのような影響のニュースは出てきません。
農業関連への影響のみであるかのような印象を受けるのですね。
もちろん、マスコミにはそのような他意はないのかもしれません。
しかし、その疑念を拭い去るだけの情報がないのが実情なのです。

私たちの生活はどのように変わるのか?
よくなるのか悪くなるのか?
それとも何も変わらないのかは、開けてみなければわからないのでしょうか?
ただ、TPPに参加してしまうと、それからの脱退は現実的ではありません。